糖尿病を専門とする看護師

日本国内においては糖尿病が生活習慣病として認知されており、一度かかると生涯にわたって治療をすることになります。糖尿病を専門に診る病院は増えていますが、それに伴って、糖尿病の治療に関わる糖尿病看護認定看護師も増えつつあるようです。5年間の看護に対する勤務経験のうち、3年以上糖尿病専門外来で勤務することが求められます。そのうえで、日本看護協会認定の施設で6ヶ月以上の講習を行い、認定試験に合格してようやく糖尿病看護認定看護師として認められるのです。

糖尿病看護認定看護師の主な仕事の1つに、医師の指示に基づいてインスリン注射を行うことがあります。その他、通院時において生活習慣のアドバイスを行い、患者の療養指導することも看護師の仕事です。同時に、糖尿病が引き起こす合併症を防ぐためのフットケア、日常生活の中で常に変化する血糖値のパターンマネジメント、糖尿病患者を地域でサポートするためのケアシステムに対する提案なども行います。

糖尿病看護認定看護師は、主に都市部や地方部に位置する総合病院で働いていることが多いです。総合内科に配属される場合がありますが、現在需要に伴って増えつつある糖尿病専門外来で活躍するケースも少なくありません。糖尿病予備軍の患者も増えていることから、さらなる需要が伸びることが予想される一方、その専門家が少ない現状もあります。そのため、多くの医療機関において、糖尿病看護認定看護師は必要不可欠な人材といえるでしょう。

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